ZOOM H2nハンディレコーダーの使い方を考える。

今年の春、購入したZOOM H2nハンディレコーダーですが、出番が無く箱に入ったままの状態です。その使いみちを考えました。

今年の春、何気なく立ち寄った楽器屋で見つけたZOOM H2n。
今まで使っていたZOOM H1nの後継に良い機種は無いかと見ていました。
何を勘違いしたか、動画が撮れる機種だと思い込んだのです。
反対側にレンズがあるのだと思っていました。
空間録音が出来るとのことで、昨年注文した360°全天球カメラ
VRLDと一緒に使おうと思い購入しました。

悲劇はこの頃から始まっていて、昨年9月にクラウドファンディングで注文したVRLDが企画倒れになり倒産。
メンバーは金を持って逃げたようです。

このレコーダーの購入意味も半分無くなってしまいました。
そして箱を開けてビックリ、動画は撮れませんでした。

それでも何かに使えないかと思ったのですが、H1nと同じで、筐体が音を拾いやすい機種となっていて、手で持っただけでも摩擦音が記録されてしまいます。
たとえば、マイクスタンドに取り付けて録音中に床でリズムをとると、その音を拾ってしまうほどです。
こうなると、ハンディーやマイクスタンドで使うわけにもいかず、使いみちがなく箱に入れたままの状態で置いていました。

そうこうしているうちに、別件で問題を抱えていて、ローランドのV-Studio100をサウンドインターフェイスとして使っていたのですが、DAWをやるぶんには問題ないのに、画面をキャプチャーし同時にアフレコを入れると、音が凄く悪いのです。
そしてディレイをかけたように、声が二重になったりします。
以前はこれを解消するためにインターフェイスの前にミキサーを置いて使ったりしていたのですが、それはとても面倒くさいです。

そこで、なにかオーディオインターフェースとして使えないかと、持ち物を探しているとTASCAMのDR-70Dがあったことを思い出しました。
ミキサーも付いているのでバッチリかなと思ったのですが、オーディオインターフェースとしては使えませんでした。
このレコーダーも電池の消費量がとても多く、フィールドで使うには別電源が必要となり、なかなか出番がありません。

そんな時に、ZOOM H2nの存在を思い出したのです。
説明書を見てみると、USBマイクとして使えるとのこと。
試しに使ってみると、良い音でアフレコできるし、ヘッドホンを装着することでモニターも出来る事が解りました。
結構良い音でモニターできるのです。

ただレイテンシーは相変わらずあって、少し遅れてくる音が邪魔な気もしたので、ZOOMのサイトを見ていると、専用のASIOドライバーがありました。
これをインストールすることで、大分レイテンシーも解消されました。(無いわけではありません。)

いままで机の上にドンと乗っていたミキサーが無くなったので、広く使えるようになり、とても良い使いみちとなりました。