Canon EOS C300 Mark II発売日は2015年9月17日

私には高嶺の花のカメラですが、購入する気持ちで内容を見て行きたいと思います。

CanonのHPを転載しながら内容を見ていきます。

新開発4K対応スーパー35mm相当CMOSセンサー

写真:4K対応スーパー35mm相当CMOSセンサー

有効約885万画素(4096×2160)、スーパー35mm相当のCMOSセンサーを自社開発。4K(DCI)/QFHD、2K(DCI)/FHD映像を撮影可能。さらなるS/N比の向上、信号読み出しの高速化により、高品位な映像記録を実現します。

ビデオも有効画素数が885万画素になりました。
私のXC10よりももっと多い、4096×2160を撮ることが出来ます。

新映像プラットホーム、デュアルDIGIC DV 5

写真:デュアルDIGIC DV5

高い演算処理能力を持つ新開発の映像処理プラットホームDIGIC DV 5を2基搭載。4K Intra Frameに対応する高速処理や多様な撮影機能を実現し、ハイエンドな映像制作のニーズに応えます。

XC10にも使われているDIGIC DVが二連装です。

高画質な新ビデオフォーマットXF-AVC

写真:xf-avc

高画質な動画を効率的に記録することができる新しいビデオフォーマット、XF-AVCを採用。現在主流のH.264を採用しつつ、制作目的に合わせて圧縮方法や圧縮率、ビットレートを最適化。高画質と扱いやすさを両立させ、汎用性に優れます。

記録可能な動画データ

図:記録可能な動画データ
XC10でも使われているビデオフォーマットですが、XC10の305Mbpsに対し410Mbpsともっと綺麗な映像となります。

2KでもRGB4:4:4といった高画質で撮影出来ます。
もう、FHDが最低画質なんですね。

ISO100-102400の広感度

CMOSセンサーの画素構造を進化させることで、ISO100の感度設定を実現。日中でも深度の浅いボケ味を活かした映像表現が可能になり、大判センサーならではの画づくりを楽しめます。さらに、最大ISO102400(Gain 54dB)の超高感度に対応。肉眼でも被写体の確認すら困難な暗い環境でも撮影を可能としました。

シネマカメラは、ISO800とか1600で撮影すると聞いていますが、このカメラはISO100でも撮影できるのですね。
ほとんど暗視カメラ的使い方もできそうです。

20-600%のスロー&ファーストモーション

スロー&ファーストモーション記録では最高60倍速(59.94p設定時)、最低1/2.5倍速(23.98p設定時)の撮影が可能です。さらに2K/HDクロップ時は最低1/5倍速(23.98p設定時)の撮影が可能です。

  • 4K エリア内の中央の2K 領域を切り出して記録するため、画像の大きさが約2倍になります。
スロー&ファーストモーションに関しましては、XC10にも搭載されていますが、パーセンテージが違います。
しかしながら、60倍速よりもスローの数値の方が気になりますね。
1/5倍速では、まあ普通に低速が撮れる感じなのでしょうか。

シビアなピント合わせをカメラがアシスト

デュアルピクセルCMOS AF

デュアルピクセルCMOS AFを採用。EFレンズ使用時、画面の縦横とも約80%の広い範囲で高速のONE-SHOT AF、コンティニュアスAFが行えます。AF枠はジョイスティックで移動が可能です。

イメージ:AF適用エリア写真
顔認識AF
EOS C300 Mark IIのデュアルピクセルCMOS AFは、顔検出AFにも対応。静音でスムーズなフォーカシングが可能なSTMレンズとの組み合せで、インタビュー映像などのワンマン撮影ニーズに応えます。

これらは、レンズは交換できませんがXC10にも装備され、とても重宝しています。

新AFモード「AF-Boosted MF」

EFレンズ使用時、被写体が測距可能な距離にあるときはコンティニュアスAFを実行。測距できないときはレンズ駆動を停止し、マニュアルフォーカスに委ねます。ハンチングによる不自然な映像のふわつき防止に有効です。

デュアルピクセルフォーカスガイド

写真:フォーカスガイド

EFレンズでのマニュアルフォーカス時、測距情報とレンズの距離情報を利用したデュアルピクセルフォーカスガイドを表示。前ピン、後ピンがひと目で把握でき、スムーズで厳密なピント合わせが行えます。

このへんは、レンズ交換が出来るEOSシステムの利点ですね。

ワイヤレスフォーカス対応

EFレンズを使用してクレーン撮影や空撮を行う際、タブレット端末などを使用してWebブラウザーからカメラを遠隔操作できるBrowser Remoteでもフォーカス操作が可能です。

この機能に関しては、XC10は標準装備です。
ただ、画像にタイムラグが有るため早い被写体は逃しますね。
C300Ⅱではいかがなものなのでしょうね。

多様なワークフローに対応する映像記録

4K内部記録/CFastダブルスロット

キヤノンが新たに開発したビデオフォーマット、XF-AVCを採用。4K撮影時はXF-AVC Intraで29.97p(410Mbps)、2K撮影時はXF-AVC Intraで29.97p(最大225Mbps)、XF-AVC Long GOPで59.94p(最大50Mbps)をMXFに格納して2枚のCFast 2.0カードに記録できます。またオフライン編集用のProxyを作成し、SDメモリーカードに同時記録することも可能です。さらに2KおよびFHDは、より扱いやすいLong GOPも選択できます。

このカメラが出ることで、CFastメディアが安くなることを願います。

4K RAW出力

EOS C500と同様の4K RAWを出力(29.97pまで)、3G-SDI端子を介して外部レコーダーに記録できます。

このへんが、C500やC300Ⅱが映画に使われる要因ですね。

階調再現性を高めたCanon Log

EOS C500と同様にディテール再現に優れた10bit/12bit Canon Logを採用。8bitが256階調なのに比べ、10bitでは1024階調、12bitでは4096階調(理論値)のデータを記録できるため、よりノイズが少なく繊細な暗部の表現が可能になりました。

XC10が8bitのCanon Logに対して10bit/12bitのCanon Logが採用されています。
とても階調に幅ができて、よりノイズの少ないきれいな暗部を表現できるようです。

1600%の再現域を持つCanon Log 2

Canon Logに対してダイナミックレンジを広げるとともに、明部の階調の割り当てを減らし、暗部の階調の割り当てを増やすことで、Log空間の広い領域で均等な出力を得られます。ダイナミックレンジは、ISO100~800選択時で200~1600%と変化し、ISO800以上で1600%(15 STOP相当)を実現。広い領域に明部から暗部まで均等なデータを残しているため、後処理が行いやすく、柔軟なカラーグレーディングが可能です。

  • ベース感度

ワイドDR

高輝度部をなめらかに圧縮し、800%の広いダイナミックレンジを実現。ガンマカーブとの連続性を維持した、なめらかな階調と白とびを抑えた撮影が可能です。ポスト処理を必要とせず、撮影したままのデータを使用できる一方、800%のダイナミックレンジがあるため、カラーグレーディングにも対応します。

私がXC10で利用しているデータ方式です。
そのまま使えるのがみそですね。
カラーグレーディングしたいときは出来るのも有り難いです。

ピクチャーセッティング

新しいガンマカーブのWide DR(FLAT)Gammaの追加や、他の機種との画合わせがしやすいColor Matrixの搭載などピクチャーセッティングを刷新。自在な画作り、画合わせをアシストします。

図:ワークフロー

 

業務用途にふさわしい信頼性と使いやすさ

小型・軽量・モバイルコアデザイン

写真:小型・軽量・モバイルコアデザイン

EOS C300の流れを継承するモバイルコアデザイン。撮影ニーズに合わせてユニットやグリップなどの組み合せを柔軟に変えることができます。また、大人数の映像制作スタイルからワンマン撮影まで、制作目的に合わせてシステムを組むことが可能です。 アクセサリーもほとんど装着可能で、思いのままのシステムを構築が可能です。大幅な機能向上を図りながらもコンパクトなボディーを実現しています。

とてもコンパクトになり、いろんな撮影に対応できるようにユニットで取り外せるのも魅力ですね。

ハンドル/ブラケット/ロッドクランプ

写真:ハンドル、ビス

ハンドル部は前後、いずれの方向にも装着可能とし、グリップの位置や各種ユニットの取り付け自由度を拡大。また、六角穴付きボルト3点固定のブラケットを介して装着する方式を採用し、高い取り付け強度を実現。ハンドルホールド撮影における、がたつきや抜け落ちなどのトラブルを軽減しています。ブラケット、ハンドルいずれにもφ15mmのロッドクランプ(別売)を装着可能です。

新構造NDフィルター

回転式ターレット(円盤)2枚方式を新たに採用した電動式NDユニットを内蔵。シンプルな構造で壊れにくく、空窓を利用してすべてのガラス面をクリーニングできるなどメンテナンス性にも優れます。通常は2/4/6 STOP、さらに拡張モードでは8/10 STOPの設定が可能です。

ボタンレイアウト/アサインボタン

豊富な機能をよりダイレクトに使用できるよう、操作部材をレイアウト。主要なボタンは、暗い撮影環境でも視認しやすい照光式です。さらに、アサインボタンをカメラ本体、パネル、グリップ計22ヶ所に配置しました。[MENU]を押しながらアサインボタンを押すと、そのボタンの設定画面を表示。設定状態の確認とカスタマイズが容易です。

写真:ボタンレイアウト/アサインボタン

高精細・高輝度・広色域対応モニターユニット

写真:モニターユニット

4インチモニターユニットの視認性と使い勝手を向上。色再現のよい高演色LEDの採用とLED灯数増により、EOS C300比でNTSC色域カバー率を25%、輝度を約1.8倍に向上させました。さらに、ケーブルは着脱式とした上で、AUDIOラインと共通化。ケーブルの取り回しの柔軟性が増すほか、同じ予備ケーブルでVIDEOとAUDIOの両ラインに対応でき、効率的です。

有機ELパネル採用ビューファインダー

写真:新ビュー環境

ビューファインダーはWSVGA、約177万ドット(1024×RGB×576)。高精細な表示です。また、色再現性、コントラスト、応答性に優れた有機ELパネルを採用。撮影結果がつかみやすく、動きのある被写体やカメラワークにも対応します。上方約60°のチルト式です。

  • ハンドルユニット非装着時。

OSD外周表示

各種情報を映像にオーバーレイ表示するか、映像の外周に表示するか選択可能としました。

図:OSD外周表示

ブラウザリモート

タブレット端末などを介した遠隔操作が可能です。両手での操作を前提として、操作エリアを両側に配置した新しいユーザーインターフェースを採用。さらに複数端末で2台同時にライブビュー表示することができ、制作スタッフやクライアントとプレビュー画面をリアルタイムで共有することができます。

  • WFT-E6B(別売)が必要です。

リモートコントローラーRC-V100対応

写真:リモートコントローラーRC-V100

画質調整など主要な操作を離れた位置から設定できる、多機能リモートコントローラーに対応。クレーン撮影など遠隔操作時に活用できます。

マイクロフォンアダプター(別売)

写真:マイクロフォンアダプター

オーディオユニットを独立させることにより、装着の有無や取り付け方法を自由に選択可能としました。2ヵ所のアクセサリーシューを使用してカメラ本体やハンドルユニットに装着。INPUT1/2端子×2とAUDIO端子×1、マイクホルダーを備えます。

マウント交換対応

EOS C300 Mark IIはEFマウントを採用。EFマウント(ロック付き)やPLマウントへの交換も可能です(有償)。

堅牢性

放熱と剛性を追求した機能的フレーム

写真:フレーム

放熱性と寸法精度に優れたアルミダイキャストを主要なフレームに採用。熱拡散の効率を高めるとともに、筐体の剛性アップも果たしました。

防塵・防滴構造

開閉カバーの合わせ目にシーリング部材、ダイヤル回転軸にOリングを配置。さらにボタン下にラバーブーツを用意し、異物の浸入を抑えます。

高効率冷却システム

冷却システム図

長時間の撮影時も安定して動作するよう、熱対策を徹底しました。主要な熱源であるメイン基盤と電源基盤は、2個のファンで強制的に冷却。撮像素子やカード、バッテリーまわりも放熱性に優れた構造としています。

使ってみたいけれど、きっと猫に小判。
私は、XC10の使い方を覚えたいと思います。