Canon XC15が発表されました。

噂では聞いていましたが、本当に発表されました。

特長

一番の特徴は、XLRの端子がついたことですね。
それに加えてマイクを取り付けるマイクロフォンアダプターと小型ガンマイクが付属されたことです。
他の変更点は、動画ルック(C300と同じルック) ウェーブフォームモニター(波形の表示)シャッター開角度設定(角度で表示するらしい)24.00P クリップ名変更対応でしょうか?
映画撮影に特化した変更のようです。

まさか、こう来るとは思いませんでした。
私の予想は全く当たりませんでしたね。^^;

詳しい特徴はCanonHPの記事を転載します。

  • 写真:INPUT端子(XLR)I
  • NPUT端子(XLR)XLR2系統入力に対応したマイクロホンアダプターMA-400を付属。高画質な4K映像と高音質の音声の同
  • 時収録が可能。
  • イメージ:4Kロゴ
  • CANON 4K SYSTEMレンズ、センサー、エンジン、ビデオフォーマット。長年映像分野で培ったテクノロジーを結集し、全ズーム域で美しい4K記録を実現。
  • 写真:CINEMA EOS SYSTEMとの親和性
  • CINEMA EOS SYSTEM
    との親和性
    EOS C300 Mark IIと同じ動画ルックを搭載。さらに、サブカメラとしての利便性、シネマトグラファーにとっての使いやすさも追求。
  • 写真:操作性
  • 操作性XC10の操作性やリモートブラウザーを継承。タッチパネルロック機能を搭載し、業務用途に求められる確実性も確保。
  • 強化されたオーディオ機能

    INPUT端子(XLR)

    XLR2系統(INPUT1/INPUT2)のオーディオ入力が可能なマイクロホンアダプター MA-400を付属しています。1系統ごとのマイク/ラインレベルの選択や、INPUT1に入力した音声をCH1、CH2で個別にボリューム調整して記録可能です。+48Vのファンタム電源に対応しています。

    写真:INPUT端子(XLR)

    小型ガンマイク付属

    写真:単一指向性マイクロフォンSGM-PDII

    XC15マイク・メモリーカードキットにはガンマイクが付属。コンパクトなサイズで、XC15の機動性を活かしつつ高音質な音声を録音可能です。

    • 単一指向性マイクロフォンSGM-PDII(アツデン社製)

    高品位な4K映像を内部記録

    キヤノン4Kシステム

    写真:4K対応1.0型CMOSセンサー

    XC10で実績のあるキヤノン4Kシステムを搭載。4K対応1.0型CMOSセンサー、映像プラットホームDIGIC DV 5、4K対応光学10倍ズームレンズ(27.3-273mm相当)、ビデオフォーマットXF-AVCにより、高品位な4K映像の内部記録を実現しています。

    • 動画時。静止画時は24.1-241mm相当。いずれも35mmフィルム換算。

    ビデオフォーマットXF-AVC

    ファイルのハンドリングのしやすさと高画質のバランスを考え、4KとHDの高効率な記録を実現するのがXF-AVCです。4K記録にXF-AVC Intra、HD記録にXF-AVC Long GOPを採用。ファイル形式は映像制作や放送業界で標準的に使用されているMXFです。

    • 専用アプリケーション「XF Utility for XF-AVC」(無償ダウンロード)にて、XF-AVCで記録したファイルの取り込みと再生、メタデータの編集、静止画の切り出しと保存(JPEG/TIFF)が可能です。
    図:ビデオフォーマットXF-AVC
    • 1/4スロー記録のみ、1280×720、120P記録、再生時ビットレート18Mbps

    CINEMA EOS SYSTEM/シネマ制作環境との親和性

    動画ルック

    XC10の動画ルックに加え、EOS C300 Mark IIと同じルック(ニュートラル/Production Camera/Color Matrix Off)を追加しました。EOS C300 Mark IIのサブカメラとして使用する際、同じルックを適用することでイメージを統一。ポスト作業の効率性が向上します。

    • レンズやセンサーの違いから、撮影シーンによっては若干の画質差は生じます。
    • その他のルック(動画時):スタンダード、EOS Std、Wide DR、Cinema EOS Std、Canon Log、ユーザー設定(1/2)
    写真:動画ルック

    【高輝度優先】

    ルックに[高輝度優先]を追加。輝度リニア表示により、HDRと同じように中~高輝度領域の彩度低下や色曲がり、光のにじみを抑制し、階調性、色再現性、鮮鋭感を向上させるガンマです。雲の立体感、水や空の透明感、金属の光沢感なども、よりリアルに表現できます。

    • ルックの[高輝度優先]で撮影したクリップの再生時は、ビューアシスト機能をONにする、外部モニターを明るめに設定することをお勧めします。

    ウェーブフォームモニター

    写真:ウェーブフォームモニター

    露出設定画面上で波形モニター(ウェーブフォームモニター)の表示が可能。屋外撮影時など環境光の影響でモニター表示が見にくいときも、映像信号の特性を客観的にモニタリングできます。サブカメラとして使用する際、メインカメラと正確にアイリスを揃えたい映像制作用途などに有効です。

    シャッター開角度設定

    シャッタースピード表示を、映像制作の分野で伝統的な概念であるシャッター開角度表示に切り換えることが可能。シネマトグラファーなどにとって馴染みの深い表示により、直観的な使いやすさを実現します。

    イメージ:シャッター開角度設定

    24.00P

    4K、Full HDともに映画制作のロスレス規格である24.00Pモードに対応。フィルムシネマ制作環境との親和性を高めました。さらに、24.00P設定時は、シャッタースピードの表記を基準シャッター(1/24秒)に準じた目盛で表示。基準シャッターを見つけやすく、シネマトグラファーにとっての使いやすさ、シネマ制作用途における運用性に考慮しています。

    クリップ名変更対応

    写真:クリップ名変更

    CamID、ClipNo、RandomID、ユーザー設定コードを変更できます。また、Proxyファイルには「P」表示をファイル名に付加。EOS C300 Mark IIと同じルールをXC15のファイル名で適用できるので、両カメラを併用する際もファイルの管理・検索の効率が向上します。

    動画/静止画ともに充実した撮影機能

    ISO 20000

    受光効率に優れた大型CMOSセンサーの採用によりS/N比が向上。これとDIGIC DV 5の強力なノイズ処理能力が相乗効果を発揮し、最大ISO 20000相当の高感度設定を実現しています。大がかりな照明が使用できない環境でも、機動的な撮影が可能です。

    ローリングシャッターひずみ軽減モード

    4K動画撮影時、ローリングシャッターひずみを抑えた映像記録が可能です。

    NDフィルター

    電動式のNDフィルターを内蔵。光量を1/8(3段分)に減光でき、強い日差しの下でも柔軟な露出設定が可能です。露出オーバー/アンダー時はNDフィルター警告表示でお知らせ。フィルターの設定はメニューのほか、アサインボタンでも入/切を切り換えられます。

    Slow&Fastモーション

    画像:Slow&Fastモーション

    最大1/4倍のスローモーション、最大1200倍のファーストモーション記録に対応。画面上のショートカットアイコンからすばやく設定画面にアクセスし、撮影/再生時間を考慮した直感的な設定が可能です。

    • スロー記録はHDモード30P設定時のみ。解像度は×1/2で1920×1080、×1/4で1280×720となります。

    フリッカー対策

    シャッタースピードに1/25と1/50秒を用意。撮影地域の周波数に合わせた最適な設定により、フリッカー光源下で動画撮影時、光源のちらつきによる露出やホワイトバランスの乱れを抑制できます。

    高速オートフォーカス(AF)

    大デフォーカス(大ボケ)状態での方向判別アルゴリズムの改善、およびレンズ駆動速度の高速化により、高速AFを実現。動き出しがより素早く、合焦までスムーズで、快適なピント合わせが可能です。

    • AF中もフォーカスリングを回すと、操作中のみマニュアルフォーカスが行えます。

    【AF速度調整】

    写真:AF速度調整

    メニューでAF速度を3段階(ハイ/ミドル/ロー)に設定できます。フォーカス・インのようにピントを利用した映像表現を行う際、AF速度による味付けの調整が可能です。

    【AF方式】

    フェイスキャッチ&追尾、タッチフォーカス、PUSH AF(マニュアルフォーカス時)、AiAF(静止画カメラモード時)を設定できます。

    12.0M静止画撮影

    静止画カメラモード時、最大約12.0M、アスペクト比4:3の静止画撮影が可能。シャッタースピードは最大1/2000秒、メカシャッターによる制御となります。

    • アスペクト比は3:2(約10.66M)、16:9(約8.29M)も設定できます。

    4Kフレームキャプチャー

    4K動画から1フレームをカメラ内で切り出し、約8.29Mの静止画として保存することが可能。Intra Frameのため、切り出し画像も高画質です。

    優れた操作性

    ブラウザーリモート

    2.4GHz/5GHzデュアルバンド Wi-Fiモジュールを内蔵。タブレット端末やノートPCのウェブブラウザーからカメラをリモート操作できます。ドローンを使用した空撮など、機動的な撮影を実現。離れた場所に設置したカメラの静止画を確認したいときにも有効です。

    タッチパネル操作ロック機能

    メニューに[撮影時タッチ操作]を用意。OFFに設定することで、タッチパネル操作を無効にできます。画面に意図せず触れて誤操作や設定ミスにつながるケースを防止。業務用途における操作・記録を確実にします。

    【その他の機能】

    • ○ CFast/SDダブルスロット※1
    • ○ ステレオマイク/ヘッドホン端子
    • ○ 手ブレ補正(スタンダードIS、ダイナミックIS、パワードIS)※2
    • ○ プレREC※3
    • ○ 各種表示機能(マーカー、カラーバー、ピーキング、拡大、ゼブラなど)
    • ○ タイムコード(リジェネ、レックラン、フリーラン)
    • ○ 静止画記録※4
    • ○ 連続撮影(約3.8枚/秒)※5
    • ○ チルト機構搭載3.0型液晶モニター(約103万ドット)
    • ○ 回転式グリップ
    • ○ ファインダーユニット(付属)
    • ○ アサインボタン(×3)
    • ○ 静電容量方式タッチパネル
    • ○ FHD拡大再生※6
    • ※1同時記録、連続記録、カード間コピーは不可。
    • ※2静止画カメラモード時はスタンダードISのみ。
    • ※3HD録画時のみ。
    • ※4動画カメラモード撮影中
    • ※5静止画カメラモード時。
    • ※6拡大位置の移動可、倍率は2倍固定。

コメントを残す