「撮影テクニックを考える」カテゴリーアーカイブ

Canon XC10での撮影テクニックを考える。Lesson1(マニュアルフォーカス)

Canon XC10を購入してもうすぐひと月になろうとしています。
そこで、色々困ったことを解決しようと考えたテクニックも出来ました。
それを、皆様にお伝えしようというコーナーです。
私ならこうするという意見もお聞きできればとおもいます。
気軽にコメント頂ければ幸いです。

さて、初回はマニュアルフォーカスについてのテクニックです。

私は、元々スチルやデジ一動画をやっているので、このカメラを購入したのですが、HYBRID機として作られた本機はスチル・ビデオ共特性を持っていることによって、ちょっと操作性が不便な所も各所に有ります。

まず最初に、イラッときたのが、このマニュアルフォーカスです。

デジイチでは、MFにしてフォーカスリングを回すことによってピントの調整にダイレクト感があるのですが、本機は電磁式なのでダイレクト感がありません。
そこでモニター内の距離計を見てフォーカスする必要が出てきます。
しかし、これには慣れが必要でデジイチと同じ気持でフォーカスすると、なかなかピントが合う位置までこないのでイラッとしてしまうわけです。
その為に、本機では設定によって、フォーカスの敏感度を変える事が出来るようになっています。
ハイ・ミドル・ローと用意されているのですが、どれを使ってもイラッとします。
ちなみに、フォーカスの回転方向も自分の好きな方を選べるように設定できます。

さて、それではどういう方法を使うと良いのでしょうか?
私が考えた方法はプッシュAFを使う方法です。

IMG_1522 のコピー

プッシュAFのボタンは本機の左側面2番のボタンを押すと機能します。
しかしながら、フォーカスリングを操作しながら、このボタンを押すのは結構難しく非効率だと考えました。
そこで、設定にてグリップに付いている3番ボタンにプッシュAFをアサインし3番ボタンを押すことでフォーカスが合うようにしました。
(すみません、画像ではリモコンセンサーが選択されていますが一番下のアサインボタンを変更して下さい。)

IMG_1526 のコピーMAGN.(3)にプッシュAFをアサインします。

IMG_1525 のコピー

使い方としては、まずファインダーを覗き、フォーカスが合っていても合って無くても一度プッシュAFボタン(3番ボタン)を押します。
普通、これでピントは合うのですが、合わないことも多々あります。(撮影条件によって異なる)

そこからフォーカスリングを回す作業に移るわけです。

なぜ、そうするかと言いますと、最初に記述したように、フォーカスリングの敏感値をHIにしても、思うようなダイレクト感はありません。
ピントが合う位置に持ってくるまでに何回も回す作業となります。
また、このリングにトルクがあって回しづらい感じもあります。
このイライラを一挙に解決するのがプッシュAFでした。

IMG_1527 のコピー

このプッシュAFは、手動でフォーカスするように少し時間をかけてピントが合うようになっているのですが、それが気持ちよくも有ります。
デジイチ動画で、ピントが合う瞬間と言うのは雲の切れ間から外界が見えた感じ(表現が下手)まさに、霧が晴れた状態で気持ちが良いですよね。
そんな感じでフォーカスされるので、多用してしまう気がします。

できれば、EFレンズのウルトラソニックのような操作感にしていただけると嬉しいのですけどね。

また、こんな方法も良いのではと言う方がいらっしゃいましたら、ご享受下さい。

Canon XC10のオーディオシーン(音楽)とTasucam DR-70Dで録音して聴き比べました。

SnapShot

昨日、CanonXC10のオーディオシーン(森と野鳥)を使って録画した音がとても綺麗だったのを聞いて、TascamDR-70Dを購入してしまったのは失敗だったかなと思ってしまいました。
そこで、聴き比べることにしました。
まずは音楽対決です。

今回は生ギターの音で比べてみました。

なれない編集ソフトのため、文字を入れるのも億劫で入れていないですが、音が小さいほうがCanonXC10の音で、太いほうがTascamDR-70Dの音です。
交互に入れて、合わせた音を次に入れています。

後ほど、文字を入れて判りやすくしたいと考えています。

これを聞くと、CanonXC10のサウンドシーン(音楽)は、とても硬い音になりますね。

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ピアノなんかだったら良いのでしょうか?
随分低音を削った感じに聞こえます。

対してTascamDR-70Dは、とても自然な感じがしました。
これはやはり、買ったかいがあったかな。

TascamDR-70Dのマイクは、無指向性なんですよ。
普通なら指向性マイクに角度を付けてステレオ感を出すのですが、TascamDR-70Dのマイクは無指向性でミキサーのパンで120度
左右のバランスをとってありました。このパンの角度を変えることで自分好みのステレオ感にすることも可能のようですね。

今回のテストでは、生ギター対決だったので、バンドやオーケストラだとまた違ったかもしれないですね。

さて、CanonXC10のサウンドシーンはこういう感じのものがあります。
まずスタンダード

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次に音楽

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3つ目はフェスティバル

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次にスピーチ ミーティング 森と野鳥 ノイズカット カスタムと続きます。

IMG_3176 のコピー

この撮影で感じたことは、自撮は難しいと言うこと。
操作面が後になるため、どう写っているか、録音レベルも見ることが出来ません。

これは、どちらともWi-Fiでないと辛いと感じました。
まあ、自分が撮影者なら全然問題無いのですけどね。
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ちなみに、この撮影をするために弾いたギターは1年ぶりくらいなので指が痛くて、ちゃんと押さえるのがきつかったです。
とりあえず、音を比べるためのものです。

このような感じで、いろいろなシチュエーションで比べていきたいと思います。

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後日談 平成27年7月23日

本機を使っている間に、サウンドシーンにカスタムがあることが判明。
そのテストをした映像がこちらです。

この中での、内蔵マイク指向性のワイドと内蔵マイク周波数特性の低高域強調を使った音だと、もう少し良い戦いになるのではと感じました。

いずれ、テストしてみたいと思います。